構造化データとは、Webページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で記述するためのマークアップです。適切に実装することで、Google検索結果にリッチリザルト(星評価やFAQの展開表示など)が表示され、クリック率の大幅な向上が期待できます。
構造化データの主な種類
Schema.orgには数百種類のスキーマが定義されていますが、SEOで特に重要なものは以下のとおりです。
- FAQPage:よくある質問と回答のペアを定義します。検索結果にアコーディオン形式で表示されます
- HowTo:手順やステップを定義します。検索結果にステップ一覧が表示されます
- Product:商品情報(価格・在庫状況・レビュー)を定義します
- BreadcrumbList:パンくずリストを定義します。検索結果のURL表示がわかりやすくなります
- Article:記事コンテンツの情報(著者・公開日・見出し)を定義します
JSON-LDによる実装方法
構造化データの記述形式にはJSON-LD、Microdata、RDFaの3種類がありますが、GoogleはJSON-LDを推奨しています。JSON-LDはHTMLのscriptタグ内に記述するため、既存のHTML構造を変更する必要がなく、最も導入しやすい形式です。
@typeに「FAQPage」を指定し、mainEntityに各質問(Question)と回答(Answer)の配列を記述します。質問のnameプロパティに質問文、acceptedAnswerのtextプロパティに回答文を設定します。
FAQスキーマ実装のポイント
FAQスキーマを実装する際は、ページ上に実際に表示されているQ&Aと一致する内容を記述してください。ページに存在しない質問を構造化データに含めると、Googleのガイドライン違反となり、リッチリザルトが無効化される場合があります。
HowToスキーマ実装のポイント
HowToスキーマでは、各ステップにname(手順名)とtext(詳細説明)を記述します。画像がある場合はimageプロパティも追加すると、より視覚的なリッチリザルトが表示されます。totalTimeプロパティで所要時間を指定することも可能です。
リッチリザルトが表示される条件
構造化データを実装しても、必ずリッチリザルトが表示されるわけではありません。Googleが表示を決定する際には、以下の条件が考慮されます。
- 構造化データの記述にエラーがないこと
- Googleのコンテンツガイドラインに準拠していること
- ページの内容と構造化データの内容が一致していること
- サイト全体の品質が一定水準以上であること
Google Search Consoleでの確認方法
構造化データの実装状況は、Google Search Consoleの「拡張」セクションで確認できます。エラーや警告がある場合は、具体的な問題箇所が表示されるので、指示に従って修正してください。また、「URL検査」ツールで個別ページのリッチリザルト対応状況もチェックできます。
・JSON-LDの構文エラー(カンマの過不足など)に注意してください
・1ページに複数の構造化データを記述する場合は、それぞれ別のscriptタグで記述します
・実装後はリッチリザルトテストツールで必ず検証しましょう