はじめに — 両ツールは「目的」が違う
サイトの速度改善に取り組む際、多くの方が真っ先に使うのがPageSpeed Insightsです。Googleが提供する無料ツールで、Core Web Vitalsのスコアを確認できます。一方、サイト診断ProはSEO・速度・セキュリティ・アクセシビリティを一括で診断できる日本語特化のツールです。
この2つのツールはどちらも「無料で使える」という共通点がありますが、得意とする領域がまったく異なります。この記事では、両ツールを8つの比較項目で徹底比較し、あなたの目的に合った選び方を解説します。
📌 結論を先に言うと: 速度のコア指標だけを見るなら PageSpeed Insights、SEO・セキュリティも含めて総合改善したいなら サイト診断Pro が最適です。
PageSpeed Insights とは?
PageSpeed Insights(PSI)はGoogleが提供する無料のウェブパフォーマンス計測ツールです。URLを入力するだけで、ページの読み込み速度とCore Web Vitalsのスコアを確認できます。
主な機能と強み
- Largest Contentful Paint(LCP)・First Input Delay(FID)・Cumulative Layout Shift(CLS)の測定
- Lighthouseによる詳細なパフォーマンス分析
- モバイル・デスクトップ別のスコア表示
- Googleの実際のユーザーデータ(CrUXデータ)との比較
- 改善のための具体的な技術提案(画像最適化・レンダリング改善など)
弱み・限界
- SEO診断(metaタグ・構造化データ等)は対象外
- セキュリティチェック(HTTPS・セキュリティヘッダー)は含まない
- アクセシビリティ診断は非常に限定的
- UIが英語メインで初心者には難しい部分がある
- CMS別の具体的な改善手順は提供されない
サイト診断Pro とは?
サイト診断ProはSEO・表示速度・セキュリティ・アクセシビリティの4カテゴリーを一括で診断できる日本語特化の無料ツールです。診断結果に加えて、AIによる具体的な改善提案とCMS別(WordPress・Wix・ペライチなど)のアドバイスも提供します。
主な機能一覧
- SEO診断:タイトルタグ・meta description・見出し構造・構造化データ・OGPタグ等
- 表示速度診断:読み込み時間・Core Web Vitals相当の指標
- セキュリティ診断:HTTPS・セキュリティヘッダー・脆弱な設定の検出
- アクセシビリティ診断:ALT属性・フォームラベル・コントラスト比等
- AI改善提案:問題点の優先順位と具体的な対処法
- CMS別アドバイス:WordPress・Wix・ペライチ・Shopify向けの専用解説
8項目 機能比較表
| 比較項目 | PageSpeed Insights | サイト診断Pro |
|---|---|---|
| 表示速度測定 | ◎ 専門的な計測 | ◎ 対応 |
| Core Web Vitals | ◎ 完全対応 | ○ 相当指標あり |
| SEO診断 | × 非対応 | ◎ 詳細診断 |
| セキュリティ診断 | × 非対応 | ◎ 詳細診断 |
| アクセシビリティ | × 限定的 | ◎ 詳細診断 |
| AI改善提案 | × なし | ◎ 優先度つき提案 |
| CMS別アドバイス | × なし | ◎(WP/Wix/ペライチ等) |
| 日本語UI | × 英語メイン | ◎ 完全日本語 |
こんな人はPageSpeed Insightsがおすすめ
PageSpeed Insightsは以下のような用途に最適です:
- Core Web Vitalsのスコアだけを正確に確認したい
- GoogleのLighthouseレポートと同じ基準で計測したい
- エンジニアが技術的なパフォーマンス改善の根拠データを集めたい
- 実際のユーザー体験データ(CrUXフィールドデータ)を確認したい
- モバイル・デスクトップのスコア差異を把握したい
こんな人はサイト診断Proがおすすめ
サイト診断Proは以下のような方に向いています:
- SEO・速度・セキュリティをまとめて一度に診断したい
- 「何から直せばいいか」が分からないSEO初心者
- WordPressやWixなど特定のCMSに合わせたアドバイスが欲しい
- 日本語でわかりやすい説明が欲しい
- SEO改善と速度改善を同時に進めたいサイト運営者
両方を組み合わせた最強の使い方
実は、PageSpeed InsightsとサイトしんだんProは競合ではなく、補完関係にあるツールです。以下の手順で組み合わせて使うと最大の効果を発揮できます。
- まずサイト診断Proで総合診断 → SEO・セキュリティ・アクセシビリティの問題を一覧で把握する
- AIの優先度提案に従って対応方針を決める → 緊急度の高い問題から着手
- 速度改善に着手したらPageSpeed Insightsで詳細計測 → Core Web Vitalsの正確な数値とLighthouseレポートで技術的改善を深掘り
- 改善後にサイト診断Proで再診断 → 前回スコアとの比較機能で効果を数値で確認
💡 ヒント: サイト診断Proには「前回との比較」機能があり、改善効果をスコアの変化で可視化できます。PDFレポートのダウンロードも無料で可能です。
まとめ
PageSpeed InsightsとサイトしんだんProはどちらも優れた無料ツールですが、目的が異なります。Core Web Vitalsに特化した技術的計測にはPageSpeed Insights、SEO・速度・セキュリティの総合改善にはサイト診断Proが最適です。
初めてサイトを診断するなら、まずサイト診断Proで全体像を把握し、速度改善に取り組む段階でPageSpeed Insightsも活用する「ダブル活用」戦略をおすすめします。